ひとりの夜に
悪い物で身体の中をいっぱいにしたくて
君の吸っているタバコの煙を吸い込んだ
むせた私を笑うあなたにはわからないでしょうね
良いことがあった後なんて 落ちるしかないから嫌いだ 怯えながら生きなくてはならない。
昔から身体を悪い物でいっぱいにしたくなる瞬間がある。そんな時は決まって夜中に汚いラーメン屋に駆け込んだり、普段吸わないタバコを一本だけ吸ってみたりする。
そして安心するのだ。ボクは誰かが思うような綺麗な人間じゃない。きっとボクがボク自身に押し付けている、自意識の範疇に含まれるそれを取り除く為の作業のようなものなんだと思う。
ボクが知る自分にぐーっと戻っていく感覚は、つかない地面に爪先から足をつけていくのと同じだ。
これが私にとって良いことか悪いことかはわからない。もしかしたら戻さない方がいいのかもしれない。とにかく私はその儀式を経てやっと静かに眠ることができる。
眠い
おやすみなさい。
あでゅ
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