冬の桜

ランニングしてたら12月のこんなに寒空の下で桜が一本だけ満開を迎えていた。
驚いたら思考がとんで時間を忘れる悪い癖

  背丈が小さな頃から毎年春にはこの樹の下で家族でお花見をする。通学路を少し外れるとあるこの樹の下には小さなベンチがあって、桜が葉や花を落としてしまった季節もそこはある女の子の読書をする特等席だった。その子が16歳になった頃を境にパッタリと来なくなった。どうしてなんだろう、飽きてしまったのかと桜の樹が寂しく思っていた。その長い寿命の中でもこんなに自分に会いに来てくれた人も動物もいなかったから。
  それから2年後の夏、桜の樹の元に突然現れた彼女は酷く衰弱していた。彼女の胸に縫われた病院の名前は昔旅人に聞いたずっと遠い土地の名前。「私春まで生きられないらしいんだよね」とこの桜の木に寂しそうに笑ったあの子の為に今年もこの時期に満開の桜を咲かせるのです。
ってところまで妄想して『たぶんそういう種類だからだとか暖冬なんだよ』とかって俯瞰した自分に邪魔されてつまんないな〜〜

想像の世界では自由に生きていたい

あでゅ

Aメロにもならない

あか Mez-zo-forute gtvo

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