生活の中にはすきなものを置く

ぼくの生活の中にはラジオがある。
中学生の頃から始まったものだ。小、中学生の頃は特に眠れない夜が多かった。
自分の部屋がまるで隔離された空間のように感じて、自分以外誰もいない世界に取り残されたような気分になった。
そんな時に出会ったのがラジオだった。

ラジオの向こうには同じ時間を生きる誰かが確かにいた。皆さんこんばんは。そんな声から始まるラジオに、まだ起きているのは自分だけじゃないんだと安堵して不思議と眠れない不安や恐怖がきえていくのを感じた。

そこから毎日聞くようになって出会ったのがぼくが音楽を始めるひとつのきっかけになったTOKYO FMのSCHOOL OF LOCKであるが、それはまた別のお話に今回はしておく。

2020.01現在ぼくが好きなラジオを紹介していこうとおもう。かかさず毎週聴いてるやつだけ。

01.オードリーのオールナイトニッポン
高校生の受験期に聴き始めた。最初は若林さんってテレビだと真面目なのにこんなこと話しちゃうんだーーという驚きと、春日さん逆にラジオだと真面目すぎんかって驚きから入ったように思う。聴いていくうちに2人のリズムにまんまとハマっていく、何度も何度も何年もかけて繰り返される天丼をにやにやしながら楽しみにしてしまう。最近は2人とも結婚したのでその話題と、小学生2年生の春日くんが作文読み上げてわあああってなるやつがすき。


02.高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと
「桐島部活辞めるってよ」の作者として有名な朝井リョウさんが受け持つラジオ。一回の放送が30分間であることや大国民的な元AKBの高橋みなみさんが出ていることもあって、ラジオあまり聴いたことがない人にもとっつきやすいんじゃないかなと思う。
一見番組名だけを見たら、元気はつらつな高橋みなみが天真爛漫にトークをして小説家の朝井リョウが穏やかに相槌を打ち、博学な知識で補佐する。そんなラジオを想像したのではないだろうか。

ぜんっぜん違う。まるで違う。不正解です。
実際は朝井リョウのマシンガントークに高橋みなみが翻弄され振り回される構図が30分間繰り返される。比率にしたら7割以上を朝井リョウが占める。そこには高橋みなみへ確かなリスペクトがあるし、ラジオ愛が溢れる。
誤解を恐れずに言えばぼくからしたら高橋みなみさんは福神漬けにすぎない、朝井リョウがカレー朝井リョウのトークを聴きに毎週通っているトークショーのような感覚に近い。
こんな書き方をしてしまったが、高橋みなみさんも人柄凄く良い方なのがびしびしと伝わるし、朝井リョウさんの小説もちろんめちゃくちゃいいです。おすすめ。

                                  

03.かまいたちのヘイタクシー
ラジオでありながら、ロケをしながら録音している数少ないラジオ。関西で鍛えられた確かなかまいたちのロケの腕をラジオでもぶんぶん振り回す。シンプルに2人の掛け合いがずっと面白い。あっという間に時間が過ぎます。構成としては2週間に渡る2部構成で、1週間目がタクシーで目的地まで向かいながらタクシーで収録、2週目が目的地でロケをしながら収録という形で、リスナーがかまいたちのどっち派かと聞く場面が時折あるのですが、結局みんなふたりともすごい好きやんとなるところがにまにまします。最高におすすめです。



04.King Gnu井口理のオールナイトニッポン0(ゼロ)
テレビやネットでの変態な井口さんそのままのラジオと思いきや、しっかりと年齢通りの常識と感覚を持っている常識人で、がんばってるんだなあとなる(悪い見方)。すきです。


05.ハライチのターン
最近発掘したラジオ、2人のなんでもない話がどんどん面白くなっていくところがすきで最近ハマってます。初心者。


です。

今はradikoというアプリで簡単にラジオが聴くことができて、さらにタイムフリー機能という魔法があるので、リアルタイムだけじゃなくて移動中だったり寝る前に楽しんでいる。

すきなものが毎週更新されていくのは幸せだし、そういうものを生活の中で先回りしてぽつぽつと落としておく。あとでそれを拾っていくのがたまらなく愛おしかったりする。

いつもありがとうございます。今年の目標は一度はどれかの番組にメールを送るハガキ職人になること。にした。やる気とセンスがんばってほしい。


あでゅ

Aメロにもならない

あか Mez-zo-forute gtvo

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